理事長あいさつ
本学会は、看護実践の改善・改革に寄与する看護実践研究の知の体系化と会員相互の交流による看護実践研究の推進・発展を図ることを目的に、2018年に設立されました。設立からまだ10年に満たない、発展途上の学会です。これまで橋本前理事長を中心に築いてきた実績を土台に、会員の皆様と共に学会の発展に寄与できるよう努力いたしますので、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本学会は、年1回の学術集会の開催と学会誌の発刊、看護実践現場の看護職への研究支援を主な活動としています。学術集会や学会誌では、様々な看護実践現場における看護の質の向上に向けた貴重な取り組みが報告されています。
看護職の皆様は、実践現場の複雑な状況において、様々な問題に直面していることと思います。看護実践研究は、実践の改善・改革に直結する研究であり、多角的な視点で実践現場の複雑な状況を分析して課題を導き、その課題解決に向けた取り組みを記述します。その取り組みの過程では、複合的なアプローチが必要なこともありますし、また、個人が取り組むだけでなく、周囲を巻き込み、チームとして、組織として取り組む必要もあります。そのような取り組みが、継続性・発展性のある実践現場の改善・改革につながる、ダイナミックなおもしろさがあります。
看護実践研究の成果の発信は、活発な意見交換により新たな知見を得ることや知の集積、実践現場への還元になります。会員の皆様にとって、実践の改善・改革につながる新たな視点を得る機会を設定できるよう、学会の活動を通して交流を促進していきたいと思います。
共に看護の発展に貢献できることを願っています。
看護実践研究学会
理事長 古川 直美

NursingのNをモチーフにしたマークです。
看護実践と研究活動が絡み合い、期待以上の成果を挙げる様を表現しています。
キーワードは進化と融合です。